第50回「化石を語る」文化講演会

シンポジウム

「深海からのタイムカプセル
南知多から見つかった太古のメッセージ」

コーディネータ:名古屋市科学館館長 大路樹生

シンポジウム「深海からのタイムカプセル」イメージ画像

知多半島先端部の南知多町には、今から約1750万年前の深海に積もった地層、師崎層群が分布しています。ここからは大量の深海魚、ウニやヒトデ、さらにクジラなどの海洋生物の化石が数多くみつかっています。とく40年ほど前の東海化石研究会による発光魚を初めとする多様な深海生物化石群集の発見により、これらが世界的な大発見であったことが国際的な古生物学の教科書でも紹介されました。

令和3年10月、最新の科学で新たにこれらの化石群集を再調査することと、多くの方々にこの事実を知っていただくことにより、愛知県に自然史博物館建設の機運を醸成することを目的とし、南知多町岩屋地区で大型重機による発掘調査が行なわれました。結果は発光魚を初めとする多くの深海生物化石発見に至り、発掘は成功裏に終わりました。そしてこのたび、この発掘による標本類や近年新たに見つかった標本の最新科学による成果をここに紹介させていただきます。

開催日
令和8年4月29日(水・祝)
時間
開場:午前9時30分
開演:午前10時30分
終演:午後4時(予定)
会場
名古屋市科学館・サイエンスホール
※4月1日以降は「FUJIなごや科学館」となります。
募集定員
160名(先着順)
受講料
無料
別途名古屋市科学館の入館料が必要です。
※入館に際しては混雑が予想されます。オンライン入館券をあらかじめご購入の上での入館をお勧めします。
申込方法
専用フォームからお申し込みください。
(4月6日午前8時 受付開始)
申込締切
4月17日(木)
※募集定員に達し次第、締切とさせていただきます。
※応募の際にいただいた個人情報は、講演会参加のご連絡と講演会運営以外の目的では使用いたしません。個人情報は講演会終了後すみやかに破棄いたします。

シンポジスト

1. 九州大学名誉教授 前田晴良
「ハダカイワシ類化石の発光器の劇的保存」
2. 北海道大学教授 山田敏弘
「師崎層群から産出した海草化石」
3. 愛知教育大学教授 星博幸
「師崎層群はいつ、どのようにできたか」
4. 熊本大学准教授 田中源吾
「深海魚の眼の化石とその進化」
5. 愛知みずほ大学准教授 川瀬基弘
「師崎層群から産出する化石貝類群集」
6. 九州大学助教 加藤萌
「師崎層群における化石棘皮動物の多様性」
7. 群馬県立自然史博物館 補佐(総括)・生物研究係長 学芸員 木村敏之
「知多クジラが解き明かすマッコウクジラの進化」
8. 瑞浪市化石博物館学芸員 安藤佑介
「師崎層群産汎甲殻類化石の研究」
9. 一般財団法人 電力中央研究所サステナブルシステム研究本部地質・地下環境研究部門 研究員 片田はるか
「深海魚が化石になるまで 師崎層群における化石保存」